アメリカの一流メンズブランド 3
1862年には、後継者のバトリック・マーフィーが、世界の一流品が集まるニューヨークの五番街に本店を移します。
こうして、アメリカが全世界に誇ることができるプレステージ・ブランドとしての確固たる地位を築きあげました。
歴代のアメリカ大統領が国賓へ贈る商品"プレジデント・ギフト・アイテム"にも選ばれています。
この名声をもとに、第二次大戦後は、皮革製品だけでなく、紳士用品からメンズ・ウェアへ進出しました。
マーク・クロス社の紳士服に使われる素材の羊毛は、オーストラリアのレジャートン牧場で飼育されている1万1000頭の羊の中から、厳選された200頭のウールを使っています。
カシミヤは、中国、内蒙古のセキバンタイソンの村で産出されるもののみといった具合であくまで本物志向にこだわっています。
縫製、仕上げは、専門工場をもち、ヨーロッパの最新技術を導入した一貫生産を行なっています。
スタイリングは、アイビー中心のニューヨーク・ファッションの中にあって、プリティッシュ・テイストを強く主張しています。
しかし、ヨーロピアン・コンチネンタルのシンプル・エレガンスもあわせ持っているのです。
シャツも、高級エジプト綿を使ったオリジナル・ハイ・クオリティの「フィンクス」を開発するなど、すべてに"本物志向"が徹底しています。