アイビーの先祖はブリティッシュ
年輩のエグゼクティブでアメリカン・スタイル、つまりアイビーしか着ないという人がいます。
若い頃に、留学生としてアメリカへ渡り、学んだ人に多いようですね。
すっかりアメリカンが気に入って、ブリティッシュにもフレンチにも興味がなく、ましてやイタリアンなどお呼びでないといった人たちです。
このアイビーの信奉者たちの中には昔の「VAN」、「JUN」といったメイド・イン・ジャパンのアイビーで育った人たちもいますが、彼らの多くは、年をとるとともに、ブリティッシュにもイタリアンにも手を出しています。
アイビー・ルックの本格的な登場は、戦後。
なんといっても第二次世界大戦で戦勝国になった強いアメリカが歴然と現れているメンズ・ラインです。
まず、最初は、ニューヨークのマジソン街で広告マンの間に流行りました。
このアイビーの特徴は、シングル3つボタン段返り、ナチュラル・ショルダー、ストレート・シルエット。
アイビー・ルックのもとはといえば、英国のヴィクトリア朝時代のレクリエーションの服に端を発するものだといいます。
つまり、レジャー服をビジネスウエアとして、合理的にアレンジしてみせたところが、合理的な国、アメリカならではの発想でしょう。