アイビーの先祖はブリティッシュ 2
アメリカン・メンズ・ファッションが、英国からいただいてしまったものが、もう1つあります。
それが、ブレザー。
これもヴィクトリア朝の頃、レガッタやクリケットの見物にブレザーを着ることが流行しだしたことからといいます。
ちなみにブレザーが一般化するのは第一次大戦後。
このブレザーを、シングル3つボタン段返り、中ーつ掛けのファッション・スタイルとして定着させてしまったのです。
実行したのは、ニューヨークのメンズブティック、「ブルックス・ブラザーズ」で、アイビー・スタイルの本家として知られています。
これらのアイビー、3つボタンであることから襟元のVゾーンが、2つボタンのものより当然、狭くなります。
ちょっとお腹の出た中年者には中1つ掛けボタンがきつくなります。
しかし、冒頭であげたオールド・アイビーたちは、このむずかしさをはねのけて、それぞれに着こなしを楽しんでいるのです。
もっとも、年をとってからのアイビーは、若々しく見えるという利点もあります。
40代、50代で紺のブレザーに金ボタンを光らせ、ズボンはグレーフラノで着こなすと、きりっとして見えるものです。
しかも、所属するテこスクラブやヨットクラブ、あるいは、出身校のクラブエンブレムなどを胸につけて集まったりすると、トラディショナルな気分にさせてくれるものです。
ただし、これは、オフのときのスタイルで、ネクタイを締めようともカジュアルの領域。
ビジネスの場には、やはりウーステッドのスーツで臨みたいものですね。
とくにエグゼクティブともなれば、だんぜんスリーピースといきたいものです。