卜骨を使った占い
最近では、各地で急速に卜骨の発見例が増えました。
卜骨は弥生時代から古墳・飛鳥・奈良・平安時代まで、卜甲は古墳時代後期・飛鳥・奈良時代までの遺物が発見されているのです。
そうなると骨卜も甲卜も、従来考えられていた時代よりはるかに古くまで遡るのみならず・・・
いわゆる
「日本では古くは鹿卜であったが、のちに亀卜がとって代った」
・・・という通説は完全に否定されるに至りました。
また、それだけではありません。
江戸時代の代表的国学者の一人、伴野友翁は古典類のほか、当時各地に鹿の骨や亀の甲を灼いて吉凶を占う風習のある点に着目。
記録と考証を加え名著『正卜考』を上梓しました。
その中に長崎県対馬の卜甲の図が見られ、それが古墳時代のものの形状や焼灼法と酷似している点が興味深いのです。